用語解説
BOD(Biochemical Oxygen Demand)
生物化学的酸素要求量。水中の汚れ(有機物)が微生物の作用で分解される過程で使われる酸素の量。単位:mg/l。
川の水の汚濁は、BODを調べることによって、間接的にその程度を知ることが出来る。湖や海の汚濁の程度を知るにはCOD(化学的酸素要求量)を目安にする。生活雑排水のBODはおおよそ200mg/l。汚染の少ない山間部の清流などでは0.5mg/l以下。魚が生息する川のBODの上限は、一般にヤマメ、イワシなどが2mg/l、サケ、アユなど3mg/l、コイ、フナなど5mg/lといわれている。
COD(Chemical Oxygen Demand)
化学的酸素要求量。微生物の代わりに化学薬品(酸化剤)を使って水中の汚れ(有機物)を分解する際に使われる酸素の量。
川と同様に、湖や海の中でも微生物が水中の汚れ(有機物)を分解し、酸素を使っているが、汚濁物質を分解しない植物プランクトンや動物プランクトンも生存し、呼吸をするために酸素を使っている。そのため、有機物が分解される時以上の酸素が使われるので、汚濁の目安としてBODを使うことが出来ない。そこで、湖や海の水の汚濁の目安にはCODを使う。魚が生息する川のCODは10mg/l以下であることが多く、アユなどが生息するのは3mg/l以下。
ORP(Oxidation Reduction Potential)
酸化還元電位。その物質が、他の物質から電子を奪う(酸化)力が強い状態にあるのか、電子を与える(還元)力が強い状態にあるのかを表す指標。単位:mV。
例えば、金属が酸化されると錆び、食品が酸化されると腐り、人体が酸化されると老化する。相手への酸化力が強いとプラスで、相手への還元力が強いとマイナスで現される。水もORPのマイナス数値が大きいほど還元力を持つ。
DO(Dissolved Oxygen)
溶存酸素。水中に溶け込んでいる酸素量。有機物などの汚染物質によって消費されるため、河川・湖沼などの水質汚染を示す目安となる。単位はmg/l。
有機物で汚れた水中では、BOD(生物化学的酸素要求量)が高いとDO(溶存酸素)が消費されるため、DOの数値は低くなる。水域からの悪臭発生にも関係があり、DOが2mg/l-1以下になると悪臭が発生するといわれている。きれいな川で7~10mg/l。
嫌気状態
酸素が少ない状態。水中にDO(溶存酸素)も硝酸性窒素などの結合酸素もほとんどない環境。
DOのない状態では、脱窒菌が硝酸イオウ中の酸素を利用し、有機物を酸化。窒素ガスに還元する。
好気状態
酸素が存在する状態。
酸素が微生物に与えられ、有機物を酸化し、分解。硝化菌が存在すれば、アンモニアを硝酸に酸化する。
メタン発酵
水中にいる微生物が有機物を分解するとき出すガス。嫌気性微生物が有機物を分解するときに発生する。可燃性。
汚れた水ほど、大きな直径の気泡が時間間隔をおいてぼこぼこと発生する。
硫化物
臭気成分の一つ。
臭気成分は硫化物、炭化水素、窒素化合物に大きく分類される。このような成分が混ざり合ったにおいを悪臭として感じる。硫化物により、ものが腐敗したり、タマネギが腐ったような性質のにおいが発せられる。
透明度
水がどのくらい透き通っていて、底が見えるのかを表す指標.単位はcmまたはm。
水は清浄なときは澄んで見え、汚れっている時は濁って見える。水中に測定器を沈め、ちょうどそれが周囲と区別できなくなる深度を測定。主に湖沼や海洋など、水深の大きい水域で測定されることが多い。
臭気レベル
においの分類。5段階に分けられる。
5:強烈なにおい。4:強いにおい。3:楽に感知できるにおい。2:弱いにおい。1:やっと感知できるにおい。
生体触媒(Biocatalysis)
生きている微生物、酵素など、各種活性を有する生物由来の触媒をまとめた言葉。生体触媒=酵素とも言える。
好気性微生物
酸素のある状態で活動する微生物。多くの細菌、ラン藻屋放線菌、カビ、原生動物、微小藻類など。
嫌気性微生物
酸素のない状態で活動する微生物。光合成細菌など。有機物を食べて、メタンガスなど、脱窒などを行なう。
食物連鎖
自然界のあらゆる動植物が「食べる・食べられる」という関係で繋がっていること。水中では、太陽エネルギーを利用してプランクトンが育ち、それを微生物や昆虫が食べる。微生物や昆虫は水の中では魚に食べられ、小型の魚はより大きな魚に食べられるという過程。生物たちは、酸素を呼吸源に、有機物や自分より下等な生物をエサにして繋がっている。
コロニー
コロニーとは集団、集落のこと。微生物の生存圏を守る集落。
水中にわずかでも微生物がいれば、ウォーターキーパーの複合体酵素が触媒の働きをし、微生物が増殖。コロニーを形成する。
抗酸化力
ものを酸化させない力。
錆びや病気,老化など、抵抗力を下げる状態に向かっているものを、生き生きとした健康な状態に戻る力を指す。
脱窒
嫌気条件下での「硝酸」から「窒素ガス」までの還元過程のこと。こらは脱窒菌の働きです。
最終的に、排水中の窒素成分が無害な窒素ガスとして大気中に放出される現象。
バルキング現象
バルキング現象は、汚水の浄化が十分に行われていない水質で、微生物の死骸や生きた微生物でも水質浄化に適さない微生物群(有用微生物ではないもの)が多くなると、糸状菌などが繁殖して起きる現象である。
トップへ
Minaki Advance
Inc. 〒731-5124 広島市佐伯区皆賀4丁目1番12-301号
本ホームページの記載内容について一切の転載を禁じる
Copyright(c)
2001-2005 Minaki Advance Inc.All Rights Resered
|